空間の質

具体的な話に入る前に、家を建てることの意味をもう一度確認しておきたい。家を建てるということは、車やパソコンを買うこととは本質的な違いがあると私は考える。それは、毎日の生活の場を確保するということにとどまらず、施主のこれまでの生き方が表れ、子供たちの人格形成に大きな影響を与え、周辺の街並みを左右し、さらには家族の寿命にも関わってくる一大プロジェクトなのだ。何より重要なのは「空間の質」だ。「空間の質」といってもピンとこないかもしれない。実際に気持ちよい空間、寛げる空間、味わい深い空間などを数多く体験し、あるいは何度も家をつくることで分かってくるものだからだ。しかし、そうした機会はそんなに多くはない。そこで重要になるのが、家づくりのパートナー選びなのだ。自社の商品や考えを一方的に押し付けたり、逆に建築の素人である施主の一言つままに家を建てたりするような相手に頼んだのでは、「空間の質」は期待できない。施主にふさわしい「空間」とは何かを一緒に考え、追求し、ひとつの形にまとめていってくれるパートナーをぜひ選んでほしいと思う。選択肢が無数にあるなかで、依頼先の選択で、家づくりが成功するかどうか8割がた決まるといっていいだろう。それだけ重要なのだから、よく考え、悩み、決めてほしいと思う。

30坪の土地で驚いてしまうかもしれませんが、充分ゆとりのある空間を取り入れました!購入して良かった!

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