「見せる」と「隠す」

居室の配置は生活シーンを想定し、収納は「見せる」と「隠す」を考えなさい

居室の配置ミスや広さ、収納の不足といった失敗は非常によくある。こうした失敗に共通するのは、生活の具体的なシーンがよく見えていなかったことだ。対策としては、間取図の上で、朝起きてから夜寝るまで、家族一人ひとりの動きをシミュレーションしてみるといい。また、部屋ごとにしまう予定の日用品や季節用品について、数量や寸法の入ったリストを作成してみよう。部屋の広さや収納量がはっきりする。

<サニタリーの位置>
トイレや洗面については、来客時はもちろん家族の間でも、視線と音の両面から、プライバシーの確保を心がけよう。オープンな空間設計のときほど注意が必要。

<高さや幅>
高さや幅といった空間の認識は、図面上と実際ではかなりズレがある。できれば知り合いの家やモデルハウスなどで、寸法を測りながら感覚をつかもう。後から修正することは難しいので、決しておろそかにできない部分だ。

<収納の奥行>
収納スペースは、納戸のような集中収納と、各室に設ける個別収納を組み合わせるのが基本。個別収納では、特にリビング・ダイニングに十分な収納量が必要。見せる収納、隠す収納をうまく組み合わせよう。また、収納スペースの設計では、しまうものに合った奥行に注意してほしい。たとえば、布団の場合は90cm、ハンガーで洋服を吊るすクローゼットなら60cm、本棚や食器棚なら30cm、文庫本や洗面用用品、調味料など細々したものなら12~15cmを目安にするといいだろう。

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